不思議大好き

★わたしの兄さんシリーズ
体験者：すいば

わたしは、あまり心霊体験は無いのですが、前に体験した、自分的にはすごく怖かった体験を、ここに記したいと思います。

1.小学6年生の夏、その日はとても暑くて、わたしは妹と共に、兄さんの仏壇がある畳の部屋で寝ることにしました。そんな日が何日か続いたある日、わたしは深夜に目を覚ましました。
なんだか、わたしの頭の上でガタガタと音がするのです。
起き上がってみてみると、ふすまが異常なくらいガタガタガタガタ揺れているので、そのふすまを開けてみました。
そうしたら、音はとたんに止んだので、わたしはそのあとゆっくり寝ました。
　朝、そのことを母さんに言うと、昨日兄さんが帰ってきて、ふすまが閉まってたから開けてほしかったんじゃない？　という答えが返ってきました。
そうかもしれません。

2.この話は、去年の夏に遠くの友達が泊まりに来たときの話です。
　深夜までずっとゲームをしていたわたしたちは、部屋に戻って寝ることにしました。
その時間はＡＭ２時あたりで、何分かだけ怖い話をして電気を消しました。
友達はわたしを入れて３人で、１人はすぐに寝てしまい、わたしはまだ起きている友達と話をして寝ようとしました。
静まった瞬間、ガタガタンと何かが落ちる音がして、わたしたちはびっくりして目を覚まし、顔を見合わせました。
そのときは、何かが落ちたのかと思ったのですが、とくに何かが落ちた形跡も無く、隣の部屋の妹が壁を蹴ったということにして寝ることにしました。

　その日の朝、わたしたちは「昨日の音はなんだったのか」ということで話し合い、何の音だったのかを調べました。
そして、昨日の音はわたしの部屋のガラス窓がノックされた(叩かれた？)音だと解りました。
　そのあとわたしが何げなくカレンダーを見ると、今日は盆入りの日でした。
　そうです。
　わたしたちが寝たのはＡＭ２時過ぎ・・・。
あの音がした日は、もう昨日ではなくて今日、盆入りの日だったのです。