不思議大好き

★二つの不思議な体験
体験者：匿名さん
 
初めて投稿させて頂きます。
2つの不思議な体験を書かせて頂きます。

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今から丁度10年前の事です。
池袋駅から20分程歩く仕事場から、同僚2人との帰り。
時間はすでに夜中を回り、終電近かったと思います。
正確な日付はわからないのですが、確か5月か6月だったかなと。
場所は東口を出て、大塚駅に向かう途中の道を入った住宅街の（ような）路地でした。
時間も時間だったけれど、一人ではなかったと言うのもあって、全く人気のない路地を同僚と一緒に歩っていました。
その路地は会社から駅までの近道でした。
その路地は細長い直線状で横道にそれるところはなく、前方に2～3台の自動販売機の光が見えました。
細長いといっても白いガードレールもきちんとある一方通行の路地です。

「その人」に遭遇したのは、前方に煌々と照らし出されている自動販売機の前でした。
自動販売機の前にもガードレールがあり、「その人」はそのガードレールに腰掛けるように座っていました。
「その人」は背丈の半分はある大きな頭を持った坊主頭（異様に頭部のみが大きく）で、顔には無数のシワ、見えているんだか見えていないんだかの細い目、小さな鼻とオちょぼ口、全身に蓑を着て、素足、裸足でした。
闇夜の自動販売機の光は、「その人」の全身をよく照らし出してくれていました。
同僚と二人、横目でチラと見ながら、見てはいけないものを見たような気がしたんですが、とりあえず二人とも素通りしました。
が、自分は気になり、すぐ振返りました。
けれども、振返った先にはただ煌々と自動販売機の光があるだけで「その人」はまるで消えてしまったようにいませんでした。

素通りしてからわすが2～3秒の事でしたし、直線道路な上に横道はありませんので、どこに行ってしまったんだろうと不思議でした。
同僚と二人、池袋駅に着くと駅の明るさと人の多さにホッとして、「その人」は何だったんだろうと話し合いました。
どうも同僚と自分の知識を持ってしても「妖怪・子泣きじじい」としか・・・。
あの巨大な頭と蓑を着ていた事からですが。
10年経った今でも、その時見た事を時々思い出しては「あれは何だったんだろう」と思います。
もしかして、特殊メイクだとかだったら夢が壊れてしまって悲しいのですが。
・・・けれど池袋と言う都内の真っ只中でしたし。

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今から5年前の4月1日の朝7時半の事です。
その日は会社始めの日でした。
いつもの電車に乗ろうとしたんですが、何やら突然駅の売店で雑誌を購入したくなりました。
そのせいで、いつも乗っていた電車に乗り遅れ、1本あとの電車に乗りました。
電車が動き出したと思ったら、一駅目で停車したまま10分ほど動かなくなり、アナウンスが流れました。
そのアナウンスは自分がいつも乗るはずだった電車が脱線事故を起したと言うものでした。
脱線は前から2車両だけだったのですが、線路の溝に落ちた車と正面衝突をした為に大事故に発展してしまったらしく、電車の復旧まで丸一日を要しました。
一車両目に乗車していた人の中に重軽傷者もいたらしく大変な騒ぎになった事も覚えています。
車に乗っていたかたは亡くなってしまったとの事でした。
自分がいつも乗っていたのは一車両目でした。
もし乗っていたらと思い、身が竦みました。
あのとき突然雑誌を購入したくなったのも不思議でしたが、もしかして、これが「虫の知らせ」と言うものなのかも知れないなと。

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他にも数え切れないほどの体験がありますが、近頃はトンと不思議な体験をしなくなりました。
余裕がなくなり、気が付いていないだけなんだろうなとは思いますが。
「妖怪」と言う言葉がありますが、不思議な「人」だっただけじゃないかとも思います。
けれども今でも東北地方では「妖怪」らしき「人」や「もの」が存在していると言う話もよく耳にするので、自分が見たものはあながち間違っていなかったんじやないかと思いたいです。
「パサランケセラン」とか「座敷童子」とか。
（「パサランケセラン」は時々浮遊しているを目撃します。）
そんな折りに貴サイト様を拝見して、「そういえば、自分にもこんな体験があったなぁ」と思い出しました。
自分が体験した話を聞いて頂ければと思い、投稿させて頂きます。
稚拙な文章にて読みづらくなっていると思います。
どうかご容赦下さい。
 
たきおんコメント
いえいえ、わかりやすい文章でした
やはり物の怪の類は今でもいるんでしょうね。
きっと、我々が気づかないだけなのでしょう。
私の子供も以前、何もない部屋の隅で、何かと会話していました。