巨石文明
2010/09/20
●6枚屏風岩
ペルーのオヤンタイタンボには、「6枚屏風岩」と呼ばれる以下のような特徴をもつ遺跡がある。
まず浮かぶ疑問は運搬方法だ。
定説ではこの時代、車輪も滑車も鉄も鋼鉄も存在しなかったそうだ。
当時使えた道具は、ロープ、丸太、動物程度だったという。
ところがこの花崗岩の切り出し場は10km程度も離れており、なおかつ運搬経路には起伏、川がある。
川付近に切り出された花崗岩が放置されていたことから、何らかの方法でこのルートを運搬していたことは確かだ。
●驚異の技術水準
また、建築技術水準も驚異的だ。サクサイワマン城塞遺跡では、防壁と思われる組み石がある。
各石の推定重量は30~250tで、これが多面体で切り出され、成功に組まれている。
この石組の隙間は、名刺が入る程度しか開いていない。
後にスペイン人が建設した寺院は地震で崩れたが、インカの組み石は崩れなかったという事実がある。
この組み石自体がインカ以前からあると、インカ人が証言していたような話もあるという。
インカ人は植物から抽出したエキスを用いて、石を柔らかくしていたという胡散臭い話まである。
以下の特徴を持つ「カハマルカの用水路」も驚異的だ。
- 切断面は豆腐を切ったかのように奇麗
- ほとんどの部分が直線、直角、垂直、水平になっている
- 岩石を直線的に貫通するトンネルが存在する
- 岩石の中で直角に曲がるトンネルが存在する
- トンネルの最長は100m程度
- トンネル幅2~30Cmに対し深さ2mの個所が存在する
- 常に一定の流量を保つよう高度に計算されていた
- 全長は20km以上と言われている
一説によれば、インカ人は太陽光を収束し、岩石を切断する技術を持っていたのではないかと言われている。
真実はどうだったのだろうか。
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