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原始の宇宙

2009/11/15

●古代文書にみる宇宙創生


数ある古文書の中でも、宇宙の始まりについて詳しく書かれたものは少ない。
「九鬼文書(くかいもんじょ)」に顕されている一文を見てみよう。

天地初発ハ不明ニシテ知ルに由(よし)無キモ
世ノ中暗黒(くら)ク闇明ヲ分タズ事物マタ定ラズ
只一ツ逍(ただよ)ヘル気ト現レタル力ト在リ
寄リ寄リ凝固(こりかたま)リテ一物成ル
是(これ)神ナリ其(その)神名ヲ
母止津和太良世乃大神(もとつわたらせのおおみかみ)
ト称スコノ神ノ気ト力四方ニ活動シ
幾数(あまた)ノ姿形顕(あらわ)ル天津(あまつ)神々ナリ

現代の宇宙理論(アインシュタイン以降)では、宇宙の起源は約200億年前。
無限に小さく密度は無限に大きい宇宙の卵が爆発してこの宇宙が始まったとされる見方が有力だ。
符合するような感じではないか。

●霊視にみる宇宙創生


戦前最大の能力者(賛否両論はある)とも言われている、出口王仁三郎が霊視した記録によれば、こうだ。

時間も空間もない虚無空間に一点の「’」(ホチ)が忽然と出現した。
それが次第に大きくなり、巨大な円形になった。
その巨大な円形から「湯気よりも煙りよりも霧よりも微細なる神明の気」が放射された。
それが「’」を包み、初めて「◎」(ス)の言霊が生じた。

世界に似たような伝承が多くある事を考えると、何か共通のソースがあるのだろうか。

●果たしてビッグバン以前は無だったのか


しかしここに疑問が残る。
果たして、無から有(宇宙)が生じる道理があるだろうか?
ここからは私の推測になるが、恐らく宇宙自体も、生死を繰り返しているのだろう。
宇宙の縮図たる人も星も、生死を繰り返している。
宇宙だけはそうではないと、誰が言い切れるだろうか・・・・。
と思っていたところ、同様の見解を持つ研究も行われているようだ。

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