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20年目の復讐

2013/01/14

●執念の一撃

19世紀の終わり、アメリカ・テキサス州のハニーグローブで、失恋した女性が自殺した。
女性の兄は憤慨し、銃を片手に振った男の元へ殴り込み。
有無を言わせずに発砲、男が頭から血を吹き出して倒れるのを確認すると、兄は妹の後を追った。
しかし、振った男ヘンリーは死ななかった。
銃弾は頭をかすっただけで、気絶したに過ぎなかったのだ。

それから20年後、ヘンリーも事件を忘れかけた頃。
彼は庭の大木を倒すため、ダイナマイトを使った。
轟音とともに倒れたのは、大木だけでなく、ヘンリー自身だった。
木の中にめり込んでいた異物が、爆破により飛び出し彼の脳を直撃したのだ。
その異物こそが、20年前に彼の頭をかすめた銃弾だった!

偶然と言えば偶然、それにしても奇妙な話しである。

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