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2013/01/13

●鬼のミイラ

 大分県宇佐市にある寺院に保管されている、鬼のミイラ。
以下の特徴を備えている。
  • 30Cmはある大きな顔
  • 頭の上に角が生えている
  • 足は布のようなもので巻かれ、針金状のもので固定されている
  • 手足とも3本指で、異様に太く短い
  • 指には鋭い爪がある
  • 2mを超える身長
 また、昭和の初めに九州大学で鑑定された結果は以下の通りだ。
  • 女性と動物の骨で構成されているのではないか
  • 風化されずに残る骨の正体は不明

●出所

この寺院の檀家の一人が寄付したものだと言う。
 誰から、どんな目的で購入したのかは不明。
 その檀家は、現代での2500万円相当の金を払い、買い取った。
 品名は「鬼形骨」。

 しかし買い取った直後、檀家は原因不明の病に倒れた。
 周りのものが「ミイラの祟り」だというので、この寺院に寄贈したという。
 

●過去の目撃談

病に倒れた檀家がミイラを寄贈しに来た時、先代の住職は、
「あのときの鬼が私のもとに戻ってきた」と言ったという。
先代の住職は子供の頃、近所の子供達と裏山で遊んでいたときに、鬼に遭遇したという。
 大きな、恐ろしい形相の鬼が現れた時、他の子供は逃げてしまった。
 しかし、住職は目を見開いて鬼を睨んだ。
 すると、鬼は何もせず、去っていったという。
 大分県立図書館に保存されている「ウエツフミ」には、かつてこの地の部族が鬼を神として崇めていたという内容が、神代文字で書かれている。

●鬼の子のミイラ

 愛知県犬山市の神社には、鬼の子供のミイラの写真が保存されている。
 以下の特徴が見て取れる。
  • やせこけた体
  • 飛び出た目
  • 苦しげな表情
  • 頭に2本の角
  • 手足の指が異様に長い
 現物はもともと、鹿児島県の羅漢寺に保存されていた。
 しかし、昭和13年の火災により、いわれを記した「鬼之記」とともに焼かれてしまった。
現在では、由来も大きさも謎のままだ。

●三面鬼

金沢にある寺に、その顔のミイラはある。
一般には非公開とされているそれは、以下の特徴を持つ。
  • 人間よりも一回り大きい
  • 正面に2つ、裏に1つ顔がある
  • 見開かれた目
  • 大きく開かれた口、剥き出しの牙
  • ただれた皮膚
  • 乱れた頭髪がある
  • 正面の二つの顔には3つの目がある
仏教では、太古に3つの顔、5本の手、8本の足を持つ怪物がいたとしている。

 果して、鬼は種族として存在したのだろうか、それとも人間の突然変異(奇形)なのだろうか。
 いずれにせよ、なにか悲しい物語が潜んでいるような気がしてならないのは私だけだろうか。

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