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近づくもの

2016/05/16

★近づくもの
体験者:くらっちさん

20歳頃、当時付き合ってた彼とのデート中、車の中で大ケンカになりました。
車の中で騒いでると恥ずかしいので、周りが木に囲まれ、その向こうは畑という静かなところに移動し、車を止めてケンカの続きをしていました。
夜の10時頃、周りは人影はなく、人家も畑の向こうでライトを消すと、真っ暗です。
しばらく言い合いをして、疲れると、時々窓から畑の方を何気に見ていました。
人家の方向には灯かりがポツポツと見えます。

何度か灯かりを見ているうち、変なことに気がつきました。
ひとつの灯かりがこちらへ近づいて来る様なのです。
動いているところを見るわけではなく、ふと、見る度、少しづつ近づいている様な・・・。
(だるまさんがころんだ状態)。
灯りがある筈が無い畑の真ん中に来た時、彼に「何だか灯りが近づいて来るよ」と言うと、「ケンカの最中にごまかすな」と、取り合いません。
その後、私も忘れかけていたのですが、しばらくして窓の外を見たときびっくり!車のそばの木の上に、その灯りが着ていたのです。
小さな青白い白熱電球みたいなのが!
さすがの彼も驚いて、黙って車を出しました。

あれはなーに?
あのままあそこに居たらどうなっていたの?
後で不思議に思ったのは、遠くに見えた明かりも近くの灯りも同じ大きさだったという事、遠近方ではありえない事です。

たきおんコメント
そういったものは、負のエネルギーに反応して近づいてくるという。
そのままケンカを続けていたなら、もっと忘れられない出来事になっていたかも知れないね。

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