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プエリトルコの怪物達

2013/01/13

●羽の無い鳥

 プエリトルコというと、吸血生物「チュパカブラ」が有名だが、他にも奇怪な生物がいくつも目撃されているのだ。
 1995年4月、オロコビスの町サルトス・カブラ地区で、チュパカブラを警戒するパトロール中の警官が、奇怪な鳥を目撃している。
 それは長い首と鼻を持っており、翼には羽が全くなかったという。

 

●腕を持つ巨鳥

 同じ時期、ナランヒートのセドロ・アリバ地区でも別の怪鳥が目撃された。
 レオナルド・オルテガは、ヤギ達が異常に騒ぐので外の様子を見にいったところ、屋根に止まる見慣れない鳥を目撃した。
 それは、1.2mはあろうかという巨鳥だった。
 翼と胴体の感じはワシに似ていたが、首が異様に長く太く、鼻さきはまるでオオカミのようだった。
 やがてそれはカンガルーのような足で、飛び立った。
 その時見えたのは、胸のあたりに生えた、腕とも前足ともつかないものだったという。
 

●チューブ付きの怪物

 また怪鳥ではないが、1989年に中南部のラバナル村で、子供たちを追いかけた奇妙な生物が目撃されている。
 体長は90Cm、全身が濃い茶色の体毛に覆われていた。
 頭から腰にかけてはたてがみらしきものがあり、指先に鋭い爪のある、カンガルーのような足。
 口から緑色の唾液をたらし、胸の辺りに生えている肉のチューブのようなものからも、緑色の粘液をたらしていたという。
 

●陰謀の匂いのする事件

 それは、ハグア地区のバルセラス・ヌエバスに住むマリア・オルティスさんの夫が、釣りをしていたときに捕獲したものだ。
 頭部はヘビそっくり、口からは大きな牙が2本出ていた。
 夫妻はこの生物を檻に入れて飼育したところ、「翼のある獣」というあだ名で大評判になった。
 しかし、彼女が怪鳥を連れて役所で用事を済ませていたところ、突然数人の男達が現れて怪鳥を強奪し、黒いライトバンで逃走してしまった。
 超常現象研究家のホルヘ・マルティンが得た情報によると、彼らは「タスク・フォース」というアメリカの秘密調査チームだという。
 すでにかなりの長期間、プエリトルコの怪生物たちを調査しているらしい。
 研究者達は、こうした生物を「ABE(異常生命体)」と呼び、探究を続けている。
 そして、島の何処かに存在すると言う、極秘の遺伝子実験場を探しているということだ。
 

●ホルヘ・マルティンの指摘

 一連の怪事件の調査を続けているホルヘ・マルティンは、以下のような指摘をしている。
「これらの異常生命体は、アメリカ連邦政府の機関か、あるいは島内の秘密の研究所が関与し、創造された生物ではないかと思う。そのような生命体を創る遺伝子操作が可能な施設が、島内のおそらく地下施設を利用して存在することは、ほぼ間違い無い」
 仮にそれが本当なら、遺伝子操作技術はもうそこまで進歩しているのか。

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